DeFiレンディング「コンパウンド(COMP)」、イーサL2「アービトラム(ARB)」上にローンチへ

コンパウンドがアービトラム上でローンチへ

DeFi(分散型金融)レンディングプラットフォーム「コンパウンド(Compound)」が、同プラットフォームの最新プロトコル「コンパウンドⅢ(CompoundⅢ)」をイーサリアム(Ethereum)レイヤー2スケーリングソリューション「アービトラム(Arbitrum)」上に5月18日にローンチした。

コンパウンドは暗号資産(仮想通貨)を預け入れ、それを担保にしてETHやUSDCなどの通貨を借り入れられるプラットフォームだ。これまではイーサリアムネットワークとポリゴン(Polygon)でサービスが展開されていた。

アービトラム上でサポートされている担保にできる暗号資産は現在ARB、GMX、WETH、WBTCの4つのみであり、借り入れられる通貨はUSDCのみである。これは「コンパウンドⅢ」が、担保として取り扱える通貨を減らすことで担保の価格が下がった際に大量の不良債権を抱えるリスクを軽減するという思想のもと、開発されているからだ。

アービトラムは現在イーサリアムのL2スケーリングネットワークの中で最もTVL(預かり資産額)が大きいブロックチェーンだ。現在のTVLは58.6億ドルで、L2スケーリングネットワークの約66パーセントを占めている。

関連ニュース

  • 分散型金融コンパウンド、非暗号資産企業・金融機関向けサービス提供の開始
  • 米ロビンフッドが暗号資産ウォレットをiOSで正式公開、全世界ユーザー利用可能に
  • プライバシー技術特化のAztec、a16らから約137億円調達
  • DeFiレンディング「Compound V3」、ユーザー保護のためZRX・YFI・BAT・MKRの供給一時停止に
  • DeFiレンディング「Compound」、ETHの借入と担保引き出しがコードバグ修正で一時停止

デザイン:一本寿和
images:iStocks/royyimzy・dalebor

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/314358