9月18日にサービス終了へ
デジタル・カレンシー・グループ(DCG)傘下のジェネシス・グローバル・トレーディング(GGT)が、9月18日に暗号資産(仮想通貨)現物(スポット)取引サービスを終了するようだ。各報道機関が9月6日報じた。
米コインデスクの報道によれば、このことは同社が9月5日に顧客へ送った電子メールにより明らかとなったとのこと。メールにてGGTは、すべての取引は9月21日までに決済されなければならず、残っているすべての未決済口座は30日に清算されると伝えているとのことだ。
またGGTはサービス終了の決定を「自主的なもので、サービス上の理由によるもの」だと説明している。
コングロマリット内の連鎖する倒産から免れていた
DCGのグループ企業で、暗号資産レンディングを手掛けるジェネシス・グローバル・キャピタル(Genesis Global Capital:GGC)は1月19日、米国で破産申請したことを正式発表した。
なお同社親会社ジェネシス・グローバル・ホールドコ(Genesis Global Holdco:GGH)および、同社のもうひとつのレンディング事業子会社であるジェネシス・アジア・パシフィック(Genesis Asia Pacific:GAP)についても米国破産法第11条(チャプター11)がニューヨーク南部地区連邦破産裁判所に申請されたことも発表された。
その際、ジェネシスのデリバティブ、スポット取引、カストディ事業を行う他子会社と、GGTについては、破産申請をせずに顧客取引業務を継続すると伝えられていた。
このほかDGCのグループ会社には、資産運用事業のグレースケールや、米暗号資産メディア「CoinDesk」らがある。
関連ニュース
- Genesis Global Capitalが破産申請、デリバティブやカストディ事業運営会社は対象外
- DCG、グレイスケールの暗号資産ファンドの保有株式を一部売却=報道
- GenesisやCoindeskの親会社DCGの創業者、バリー・シルバート氏は何者か?
- ジャスティンサン、DCGに10億ドル投じる意向あると発言
- DCG、子会社の機関投資家向け取引部門「TradeBlock」閉鎖へ=報道
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・Ninja-Studios
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/336596