米当局が対ロシア制裁違反の可能性でバイナンスを調査
米司法省は暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンス・ホールディングス(Binance Holdings)について、米国の対ロシア制裁を回避し資金を動かす手段として違法に利用されていたかどうかを調査している。ブルームバーグが5月5日、関係筋の情報として報じた。
司法省の国家安全保障部門は、バイナンスまたは同社関係者がロシアのウクライナ侵攻を受けた米制裁に抵触したかどうかを調べているとのことだ。
バイナンスは昨年4月、EU(欧州連合)によるロシアへの制裁措置を受け、同国のユーザーに対しサービスの利用制限を行っていた。
しかし今年4月18日、複数のロシア語のテレグラム(Telegram)チャンネルに、バイナンスが10,000ユーロ超保有者への制限措置を解除したと伝える内容のメッセージ送信されたことが報道された。
なお公式上でバイナンスはロシアへの制限が適用されているとしているが、各社報道の調査の結果、この制限は技術的に廃止されたものとみられている。
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※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。
images:Reuters
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/312732