機関投資家向けメタマスクにステーキング追加、Allnodes・Blockdaemon・Kilnと提携で

機関投資家向けメタマスクにステーキング追加

機関投資家向けweb3ウォレット「Metamask Institutional(メタマスクインスティトゥーショナル)」に、ステーキングのマーケットプレイスが立ち上がる予定だ。「メタマスク」開発元の米コンセンシス(ConsenSys)が3月22日発表した。

今回提供されるプロダクトでは、シンプルなワンクリックによるステーキングを機関投資家向けに提供するという。なおコンセンシス独自のステーキング製品も含まれるとのこと。3月27日より提供が開始されるようだ。

なおこのプロダクト提供にあたり、ステーキングプロバイダーとしてAllnodes(オールヌード)、Blockdaemon(ブロックデーモン)、Kiln(キルン)と提携したという。

コンセンシスは今回のプロダクト提供の理由として、4月に控えるイーサリアム(Ethereum)メインネットの大型アップグレード「シャペラ(Shapella:Shanghai/Capella)」の実装をあげている。

「シャペラ」メインネット実装により、イーサリアムメインネットにステークおよびロックされたイーサ(ETH)の出金機能が実装されることになっている。これにより資産の柔軟性が向上し、機関投資家によるステーキングの採用が促進される可能性があると説明されている。

なおコンセンシスは今年1月に一般ユーザー向け「メタマスク」上でイーサリアムのステーキングが出来る機能「MetaMask Staking(メタマスクステーキング)」をリリースしていた。

この機能によりユーザーは「メタマスクステーキング」でイーサリアムのイーサ(ETH)をステーキングすることで、リキッドステーキングプロバイダーであるLido(リド)とRocket Pool(ロケットプール)を通じて「stETH」と「rETH」が受け取れる。

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参考:コンセンシス
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/304907