パンケーキスワップ(CAKE)、「Polygon zkEVM」で展開

パンケーキスワップ(CAKE)、「Polygon zkEVM」で展開

パンケーキスワップがPolygon zkEVMに展開

大手DEX(分散型取引所)パンケーキスワップ(PancakeSwap)の3つ目のバージョン「パンケーキスワップv3」が、「ポリゴンzkEVM(Polygon zkEVM)」上に6月30日にローンチされた。

パンケーキスワップは、これまでBNBチェーン、イーサリアム(Ethereum)メインネット、アプトス(Aptos)上にローンチされており、「ポリゴンzkEVM」はパンケーキスワップが利用できる4つ目のブロックチェーンとなった。

発表によると今回の「ポリゴンzkEVM」でのローンチは、今後進められるマルチチェーン展開の始まりであるとのことだ。

なお今回のマルチチェーン展開の開始を記念して、タスクのクリアにより記念NFTが獲得できる「トラバースザトレジャーアイランド(Traverse the Treasure Islands)」イベントをweb3クレデンシャルデータネットワーク「Galxe」で開催するとも併せて発表されている。

「パンケーキスワップv3」は、v2に比べてトレーダーの取引手数料が最大25倍低くなる他、リクイディティプロバイダー(流動性供給者:LP)は今までと同額の預金でも数倍の手数料が得られるという特徴を持つDEXだ。

なお大手DEX「ユニスワップv3」にも採用されている取引手数料を変動値にする「Multiple Fee」を導入し、v2では0.25%で一律であった取引手数料が、V3では0.01%、0.05%、0.25%、1%の 4つの異なる取引手数料が導入されている。

これら取引手数料は、ステーブルコインのように流動性プールに預けた後の価格変化が少ない資産は0.01%の手数料に分類され、反対に価格損失の可能性が高い資産や流動性の低い資産はより高い取引手数料に対応することになるという。

「ポリゴンzkEVM」は、ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)の活用によりスケーラビリティ問題の解決を目指すイーサリアムのL2ネットワーク。

同ネットワークは、イーサリアム上でスマートコントラクトを実行するEVM(Ethereum Virtual Machine)と互換性があるため、イーサリアム上での開発で利用しているコードやツールをそのまま使用できるという特徴がある。

なお今年4月には、同ネットワーク上にユニスワップ V3(Uniswap V3)をローンチするという提案に対するガバナンス投票が行われ可決している。

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参考:ブログ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RAPEEPON-BOONSONGSUWAN・dalebor

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/323059