CoinbaseでFLRのユーザー付与と取り扱いを開始
米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、暗号資産フレア:Flare(FLR)の取り扱いと付与実施の予定を4月12日発表した。
同取引所でのFLR取り扱いは、流動性条件が満たされFLRの付与(エアドロップ)が完了次第、開始する予定とのこと。
なおFLRの付与は本日中を予定しており、付与対象となるのは、2020年12 月12 日00:00(UTC)のスナップショット時点において、コインベースでリップル(XRP)を保有していたユーザーだ。
またFLRは「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange:取引所)」で取り扱われるとのこと。
今回の新規銘柄の取り扱いはコインベースサービス提供地域のうち一部は対象外となるとのことだ。日本についてはコインベースが事業縮小による取引停止をしているため、国内でのFLRサポートは対象外となる。
取引ペアについては、FLR-USDがサポートされる予定。
なお今回取り扱いとなるFLRは、フレアネットワーク上に発行されるトークンだ。
またFLRは新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付けられる「Experimental label(実験的ラベル)」の対象通貨となっている。このラベルは、市場の状況で取引量が増えた場合に削除される予定だ。
フレア(FLR)とは
FLRは、XRP、LTC、XLMなどのブロックチェーンを対象にスマートコントラクトの実装を目指すプロジェクト「フレアネットワークス(Flare Networks)」のネイティブトークン。
フレアネットワークスは2020年8月、「FLR」をXRPと同量発行してXRP保有者に1:1の割合で付与することを発表していた。それにあたり2020年12月12日グリニッジ標準時00:00(日本時間午前9時)時点におけるXRP保有量に対するスナップショット(権利確定日)に基づいて段階的に付与するとしていた。
このトークン付与について、当時FLRの上場承認がされていなかった国内各取引所においてはフレアネットワークスと協議を行っていた。
その協議の結果「FLR」付与に関しての合意条件として、「2023年6月12日までに日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁(FSA)に上場承認された場合、当該の国内事業者はFLRトークンを請求しリップル(XRP)保持者(当該各取引所のXRP保有の付与対象ユーザー)に分配する」ということになっていた。
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参考:コインベース
デザイン:一本寿和
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Source: https://www.neweconomy.jp/posts/308597