三井物産、フレアガス活用マイニング企業へ出資 | あたらしい経済

三井物産、フレアガス活用マイニング企業へ出資

三井物産が、ビットコインマイニング企業クルーソーエナジー(Crusoe Energy)へ出資を行なったことが5月25日に分かった。三井物産は、クルーソーエナジーの戦略パートナーとして海外展開などで協業を進めていくとのこと。

クルーソーエナジーは、フレアガス等の余剰エネルギーを活用したビットコインのマイニング企業だ。なおフレアガスとは、ガソリンや軽油を作る際に発生する可燃性および毒性あるガスのこと。具体的に安価な燃料であるフレアガスを発電に利用することで、クリーンでコスト競争力の高いクラウドコンピューティングリソースを実現している。

三井物産は、脱炭素社会実現に向けフレアガスや活用しきれていない再生可能エネルギーなどの余剰エネルギーを、コンピューティングリソースや電力需給調整向けへ有効活用することに着目しているという。

またクルーズエナジーは「今後需要の増大が見込まれる暗号資産マイニング、AI、再現・予測シミュレーション、タンパク質・DNA解析、グラフィック生成などの分野の計算処理を安価に提供することが可能」だと発表で説明している。

ちなみにクルーソーエナジーは4月末にシリーズCラウンドで3億5000万ドル(約450億円)の資金調達を完了している。

参考:三井物産
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・Samuil_Levich

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/227689