メルカリがビットコイン決済を提供開始
フリマアプリ「メルカリ」での買い物でビットコイン決済ができる機能が提供開始された。同アプリ運営のメルカリおよび同社子会社で、暗号資産やブロックチェーンに関するサービスの企画・開発を行うメルコインが2月15日発表した。
なおビットコイン決済機能は、本日15日よりメルカリアプリユーザーに対し提供されている。ユーザーは段階的に利用可能になるとのこと。
また同機能は、「メルカリ」内の買い物にビットコインの使用を選択した場合利用可能になるという。保有しているビットコインを売却し、売却して得たお金をメルペイ残高へ自動でチャージ(入金)することで、メルカリのお買い物の支払いに使用する決済方法になるとのことだ。
そのためメルカリのビットコイン決済機能の利用には、あらかじめ「メルカリ」のビットコイン取引サービスで、ビットコインを保有している必要があるとのことだ。
メルカリは今回の新機能について、「月間2,300万人・累計出品数30億品超の『メルカリ』で、ビットコインを使ってあらゆるモノをシームレスに購入することが可能となります」と述べている。
「メルカリ」では、同アプリで販売した物品の売上金や残高・ポイントでビットコインが購入できる「ビットコイン取引サービス」を昨年3月より提供開始していた。
メルカリ提供の「ビットコイン取引サービス」では、BTCを1円から購入できる他、BTCの売却も可能。また売却により得た日本円残高でアプリ内での買い物も可能だ。
メルカリの「ビットコイン取引サービス」は、サービス開始から7ヶ月で利用者数が100万人を突破したことを昨年10月に発表していた。
「ビットコイン取引サービス」を提供するメルコインによると、同サービスが「メルカリ」に加わったことによって、「メルカリ」の売上金でビットコインを購入し、ビットコインを売却して「メルカリ」で買い物するといった、新たな循環行動が見受けられたとのことだ。
なおMMDLabo運営のMMD研究所が昨年12月に公開した調査結果によると、「暗号資産取引所サービスを2023年に利用開始した」とする回答者1,728人を対象に聞いた「2023年に利用開始したサービス」として「メルカリのビットコイン取引サービス」が24.7%と最も多かったという。なお次いで「楽天ウォレット」が24.2%、「bitFlyer」が11.3%となったとのことだ。
ちなみに「メルカリ」のビットコイン取引サービス利用には審査が必要だ。18歳未満、もしくは75歳以上である「メルカリ」ユーザーは同サービスを利用できないとのことだ。
関連ニュース
- メルカリ、ビットコイン決済を6月から導入か=報道
- MMD研究所の「暗号資産に関する調査」、2023年で利用開始は1位メルカリ・2位楽天ウォレット・3位bitFlyer
- メルカリのビットコイン(BTC)取引サービス、利用者数100万人突破。サービス開始7ヶ月で
- パ・リーグとメルカリの「パ・リーグ Exciting Moments β」、第1弾が本日より販売開始
- QRコードでビットコイン決済、そのアイデアが生まれた瞬間
参考:メルコイン
images:iStocks/your_photo・dalebor
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/371079