キヤノンUSA、写真NFTを展開予定
キヤノンUSA(Canon USA)が、NFTマーケット「カダブラ(CADABRA)」をオープンする予定のようだ。同社が公式ツイッターアカウントにて4月14日発表。メディアも続々と報道している。
カダブラのサイトによると、カダブラは「革新的なクリエイターによるNFT提供のキュレーションフォトマーケットプレイス」だと説明されている。
各報道機関が報じた情報によれば、展開時期は2023年後半とのこと。野生動物・スポーツ・ライフスタイル・風景など、さまざまなカテゴリーのデジタルアートが展開される予定だという。
なおカダブラのデジタルアートはイーサリアムブロックチェーン上で発行/ミントされる予定とのこと。
カダブラは写真コレクションの初回ドロップだけでなく、NFTを再販するためのセカンダリーマーケットプレイスも併設する予定だという。また、開始時は米国のみで利用可能であり、利用地域の追加は未定とのこと。決済はクレジット・デビットカードと暗号通貨に対応する予定とのこと。
キヤノンとNFT
キヤノンは昨年7月、マルチチェーンNFTプラットフォーム「イミュータブル・イメージ(Immutable Image)」と共同で、写真NFTの限定コレクションを発行している。同コレクションにはサム・エイベル(Sam Abell)、バーバラ・ボードニック(Barbara Bordnick)、メルヴィン・ソコルスキー(Melvin Sokolsky)、ジョイス・テネソン(Joyce Tenneson)といった著名写真家の写真NFTが含まれていた。なお同コレクションはソラナ(Solana)上で展開されていた。
キヤノンUSAは、1955年設立のニューヨーク州ハンティトンに拠点を置く企業だ。米州においてキヤノン製品の販売を行っている。
親組織は、東京都大田区に本社を置く大手精密機械メーカーのキヤノン。
NFTとは
「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。
なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。
Coming soon: a curated photography marketplace from Canon USA.
Sign up now to stay connected!https://t.co/kyze0naOVE pic.twitter.com/uhNGAZDJuy— Canon USA Imaging (@CanonUSAimaging) April 13, 2023
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参考:CADABRA
デザイン:一本寿和
images:iStock/MilanMaksovic
Source: https://www.neweconomy.jp/posts/308959