分散型取引所「dYdX」、V4のプライベートテストネットがローンチ

dYdXがコスモスでプライベートテストネットを立ち上げへ

分散型取引所(DEX)のdYdX(ディーワイディーエックス)が、同プロトコルの新バージョン「dYdX v4」のプライベートテストネットを立ち上げ、テストを開始することを3月27日に発表した。

テストネットの立ち上げは3月28日に実施されたことが公式ディスコードにて報告されている。2~3週間かけてテストを実施する予定だという。

またdYdXは今年7月末までには「dYdX v4」の公開テストネットの展開を予定しており、9月までに正式にサービスを開始する予定である。

dYdXは昨年6月に「dYdX v4」をコスモス(ATOM)エコシステム上に構築することを発表。コスモスの独自ブロックチェーン開発キット「CosmosSDK」を利用して、コスモスのPoS(プルーフオブステーク)のコンセンサスアルゴリズム「Tendermint(テンダーミント)」に基づく独自ブロックチェーンを開発するとしていた。なお現在稼働中の「dYdX V3」は、イーサリアムのレイヤー2ソリューションである「Stark-net(スタークネット)」上に構築されている。

「dYdX v4」がコスモスエコシステムに移行することで、完全な分散化の実現と取引速度が現在の約100倍になると説明されている。

なお今回の発表は「dYdX v4」の5つのマイルストーンのうち3つ目を完了したことを発表するもので、公開テストネットの立ち上げは4つ目のマイルストーンの目標の一つであるとのこと。

ちなみに3つ目のマイルストーンにはABCI 2.0をはじめとするCosmos-SDKの最新機能の利用や、バリデーター用のドキュメント作成、ウェブの取引インターフェースの作成などが含まれている。

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参考:dYdX・バリデータ募集
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/305991