パクソス、米ドルステーブルコイン「USDP」をソラナ上で発行へ

パクソスがソラナ上で「USDP」発行へ

企業向けブロックチェーンインフラ提供やステーブルコイン発行を行うパクソス(Paxos)が、米ドル連動型のステーブルコイン「Pax Dollar(USDP)」を、ソラナ(Solana)ブロックチェーン上で発行することを12月22日発表した。

パクソスは来年1月17日より、ソラナ上でSPLトークンとして「USDP」を一般公開するとのこと。

なおパクソスは今まで発行しているステーブルコイン全てをイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上のERC20規格のトークンとして発行していた。今回の「USDP」のソラナ展開は、同社の新たな戦略拡大になるとのことだ。

なおパクソスでは、「USDP」の他に同じく米ドル連動の「Pax Dollar(USDP)」や金(ゴールド)連動の「Pax Gold(PAXG)」も発行している。

パクソスが取り扱うそれぞれの製品は、ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)によって規制されており、今回発行予定を発表したソラナ上の「USDP」についても同局規制下のものとなる。

ちなみにパクソスでは、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)の米ドルステーブルコイン「バイナンスUSドル(BUSD)」も取り扱っているが、現在は発行を行っていない(「BUSD」の償還や準備金の管理は継続中。償還は24年2月まで目途)。

これについてはパクソスが今年2月13日にNYDFSから「BUSD」の発行停止命令を受け、「NYDFSの指示に従い、2月21日をもってBUSDの新規発行を停止し、BUSDに関するバイナンスとの関係性も解消する」と表明したためである。

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参考:パクソス・ソラスキャン
images:iStocks/royyimzy・dalebor

Source: https://www.neweconomy.jp/posts/360981